福島原発事故について

今これ、「福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書」を読んでる
震災発生からの状況推移、現場の混迷、すり抜けた綱渡りは読む背筋が凍るモノ
何かを知りたい、何かを学びたい人は読まなければいけないレベルの書籍と思う
以下雑感

・情報伝達体制の複雑さによる情報遅延、錯綜、混乱
・現場と識者の乖離により、専門知識を持った人間は蚊帳の外
・劣悪状況下での判断ミスによる信頼の失墜
・専門家が判断するのではなく、素人の政治家に一から説明して判断させる婉曲迂遠さ
・政治家は国民の代表であり、技術者は知識人の代表であるはずなのに…

思うところはそれ以外にもあまりに多々
ただ一つ言えるのは、俯瞰して分析しない人間に何も言える筈がないということ